2010年04月01日

第138回 都をどり

今年も、都をどりの舞台背景画を制作させていただきました。

開演期間:4月1日〜30日
開演時間:12:30〜、14:00〜、15:30〜、16:50〜より。
開演場所:祇園甲部歌舞練場

第1景  置歌 (銀襖)
第2景  松尾大社初詣 (松尾大社)
第3景 和宮祇園社参 (八阪神社)
第4景 鴨川灯籠流 (鴨川)
第5景 猩々 (大海原)
第6景 秋色伏見御香宮 (御香宮神社)
第7景 一力亭雪宵 (一力亭座敷)
第8景 平安神宮桜満開 (平安神宮)

春の京都をご観覧くださいませ。
posted by 川面美術研究所 at 17:08| 舞台美術

2010年03月10日

第61回 京おどり

第61回京おどりのお知らせです。

開催期間 4月3日(土)〜18日(日) 開演場所 宮川町歌舞練場
開演時間 毎日3回(12:30、14:30、16:30)
開  場 開演時間の30分前

テーマ 花絵姿京洛瑞祥(はなえすがたみやこのずいしょう)

   第1景 花景色都賑
   第2景 春姿娘舞扇
   第3景 白浪空紐縛
   第4景 玉藻金毛狐
   第5景 名花の舞姿
   第6景 舞妓の童唄
   第7景 宮川音頭(フィナーレ)

 弊社が舞台背景画を制作しております。
 ぜひともご観覧くださいませ。
posted by 川面美術研究所 at 09:37| 舞台美術

2010年02月11日

【国宝】浄瑠璃寺三重塔初重内部壁画・彩色の公開



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平成21年から実施されている国法浄瑠璃寺三重塔保存修理工事にあわせ、現在浄瑠璃寺境内にて三重塔初重壁画写真パネルおよび初重天井の一部実物が公開されております。

   期間:平成22年2月15日から4月4日まで
      毎日午前10時から午後4時まで
      ただし法要・行事のため公開できない場合があります。

   内容:境内大日潅頂堂にて三重塔初重壁画原寸大写真パネル展示
      境内本堂にて三重塔天井小組および折上実物展示

三重塔初重内部彩色保存処置については、弊社が担当いたしました。
そのなかで判明したことなども解説させていただきます。

またとない機会ですので、ぜひともご覧ください。



posted by 川面美術研究所 at 16:57| 出版・放送・行事

2010年01月17日

MBS毎日放送『美の京都遺産』/禅林寺(永観堂)阿弥陀堂について

MBS毎日放送番組「美の京都遺産」にて、弊社が平成18年より取り組んでおります、永観堂の阿弥陀堂修復の様子をご覧いただけます。

 

放送日時 124日(日)あさ615630放送

番組名 MBS毎日放送『美の京都遺産』

テーマ 「永観堂の彩」


posted by 川面美術研究所 at 13:45| 出版・放送・行事

2009年12月30日

【枚方市指定文化財】 津田春日神社 保存修理工事完了のお知らせ

 

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大阪府枚方市の春日神社(津田)の彩色・塗装保存修理工事が完了いたしました。


   本殿 : 正面梁間一間、桁行一間、春日造、檜皮葺、南面。


   末社若宮八幡宮本殿 : 正面桁行三間、梁間一間、流造、檜皮葺、南面。


境内の拝殿奥に並ぶ本殿(向かって右)と末社若宮八幡宮本殿(向かって左)の2社はそれぞれ、奈良の春日大社の本社(第二殿)と摂社三十八所社を天明6年(1786)に移築した、「春日移し」の由緒を有する社殿として知られていました。

 

* * *


修理の監修は(社)全国国宝重要文化財所有者連盟事務局長(元京都府文化財保護課参事)の後藤佐雅夫先生が担当されました。

今回の修理工事では、木部修理・漆喰壁塗り替え・金具の漆金箔押し(奥谷組担当)、階雁字板の剣先巴彩色・塗装塗り替え(川面美術研究所担当)を行いました。

修理中には壁板より墨書が現れました。

本殿の内法長押上小壁に「二之御殿」という文字と方位を記した墨書、背面切目長押下の壁板には、全面に「判じ絵」と呼ばれる江戸時代の謎解き絵が描かれており、その中に「天明六牛年」という紀年銘も確認されました。

同様に若宮社の内法長押上の小壁(琵琶板)には、「三十八社」と書かれた文字と方位が記されていました。

奈良春日大社の本社・三十八所社の建つ方位はそれぞれ、南面・西面であり、墨書にある方位と一致するため、今回の発見は社伝や史料の記述を裏付けるものとなりました。


 * * *


修理中の発見物によって、津田春日神社は奈良春日大社の社殿を移したことがわかったため、彩色・塗装の仕様は奈良春日大社に倣い、本殿の塗装は本朱塗り、若宮社の塗装は丹朱塗りとしました。

また、若宮社の雁字板に描いた連珠・剣先巴文は三十八所社の配置を参考にして復原しました。

ただし巴文については、本殿のものを基本として奈良三十八所社よりも古様に調整しました。

 

* * *


現在の奈良春日大社はいずれも江戸末期の造替によるものであり、津田春日神社はその前身を現在に伝える遺構として重要です。

この2社の文化財的価値を損なわないよう、由緒に倣い奈良春日大社と同等の仕様で修理することで、移築当時の姿に蘇りました。

 

posted by 川面美術研究所 at 22:24| 建造物装飾

2009年12月08日

社寺建造物美術協議会ホームページ

弊社も所属しております「社寺建造物美術協議会」は、平成19年文部科学省より選定保存技術[建造物装飾]認定団体として選ばれました。

この度、当会の活動方針や内容の紹介を行う場の一部として、
ホームページが開設されましたので、お知らせいたします。



posted by 川面美術研究所 at 12:08| お知らせ

2009年12月07日

本願寺御影堂平成大修復『季刊せいてん』89号


本願寺御影堂平成大修復完成記念座談会のお知らせです。

『季刊せいてん』第87号(2009年6月)
「御影堂にこめられた匠の技」の続きとして、

『季刊せいてん』第89号(2009年12月)
「御影像を中心とした建築様式」

が刊行されました。

弊社が担当しました御影堂内部の彩色調査や、文様についての特徴をご覧いただけます。。
対談参加者:岡村喜史氏(龍谷大学文学部教授)、白石悦二氏(京都府教育庁指導部文化財保護課)、宇佐美直秀氏(宇佐美松鶴堂代表)、荒木かおり(川面美術研究所代表)

* * *

『季刊せいてん』(浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター編・本願寺出版社刊)については、
下記リンクをご参照ください。

↓浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター↓

↓『季刊せいてん』↓

posted by 川面美術研究所 at 19:47| 出版・放送・行事

2009年10月05日

第52回 祇園をどり

今年も祇園会館にて、祇園をどりが開催されます。
今年のテーマは「東山霊異記」です。期間 平成21年11月1日(日)〜10日(火)
ご観覧料
茶室付観覧料 4,000円
観覧料 3,500円
茶券    500円
プログラム    500円


1景 華頂山
2景 三宝正面真向きの猫・抜け雀
3景 忘れ傘
4景 鴬張りの廊下
5景 大杓子
6景 祇園東小唄
posted by 川面美術研究所 at 07:47| 舞台美術

2009年09月04日

西本願寺御影堂平成の大修復番組

西本願寺御影堂(大師堂)大修復の特別番組(NHK)のご案内です。
弊社が担当しました彩色修復の様子をご覧頂けます。


●前編番組タイトル(予定)
『世界遺産・西本願寺 10年大修復 〜前編 巨大建築への挑戦〜』
●後編番組タイトル(予定)
『世界遺産・西本願寺 10年大修復 〜後編 よみがえる美の殿堂〜』

●本放送予定日: (いずれもBS−hi)  
前編 9/5(土) 20:30〜22:59
後編 9/12(土) 20:30〜22:59
※本放送後1週間、NHKオンデマンドで見逃し番組配信予定

●再放送予定日:(いずれもBS−hi)
前編 9/11(金) 22:30〜23:59   後編 9/18(金) 22:30〜23:59
●再々放送予定日:(いずれもBS−hi) 
前編 9/22(火) 11:00〜12:29   後編 9/22(火) 12:30〜13:59 





posted by 川面美術研究所 at 23:40| 出版・放送・行事

2009年07月20日

文化財ドック


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711日福知山市民会館にて、第2回『文化財ドック』を開催いたしました。

 

文化財所有者でつくる財団法人京都古文化保存協会と伝統工芸技術者組織の文友会の主催で、川面美術研究所も彩色修理の分野でパネル展示し、参加させていただきました。






posted by 川面美術研究所 at 10:58| 出版・放送・行事
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