2011年05月26日

奈良女子大学 シンポジウム「墨と膠」



「墨と膠」フライヤー.jpg     「墨と膠」講演写真.jpg
 
平成23年5月21日、奈良女子大学古代史・環境史プロテオミクス研究創成事業本部主催のシンポジウム「墨と膠」において、弊社多田牧央が「川面美術研究所と膠」と題して講演いたしました。
 


川面美術研究所が平成13年度より取り組んできた膠に関する調査研究(和膠の製造実験、膠の成分分析と物性測定、膠に関する文献調査)の概要とその成果の一部を紹介。


さらに「三千本膠」という名称の由来に関する考察や、江戸時代から今日まで日本絵画に用いられてきた膠の種類や膠の調製法の変遷について発表いたしました。



posted by 川面美術研究所 at 18:06| 出版・放送・行事

2011年05月18日

第139回 都をどり

平成23年の第139回都をどり
「春花京都名所尽(はるのはなみやこのめいしょづくし)」の
背景画を本年も担当させていただきました。
去る4月30日に無事千秋楽を迎えました。
毎年スタッフ一同、京舞を引き立てる点に留意して努めさせて頂いております。

背景画とその制作にあたり作成した下絵(道具帳)と公演写真の一部です。


 演目
 春花京都名所尽
道具帳 公 演
第6景
 渉成園紅葉狩 
6景 枳殻邸(渉成園-)の紅.jpg 6景 枳殻邸(渉成園-)の紅2.jpg 
第7景
 円通寺比叡遠望 
7景 円通寺.jpg 7景 円通寺2.jpg 
第8景
 東山知恩院山桜 
8景 知恩院.jpg 8景 知恩院2.jpg 

公演の詳細は下記HPをご参照ください。
祗園をどり公式ウェブサイト
http://www.miyako-odori.jp/top.html

posted by 川面美術研究所 at 16:28| 舞台美術

2010年12月24日

平成22年 京都府あけぼの賞受賞式

この度(平成22年12月18日)、私(荒木かおり)は京都府あけぼの賞を賜りました。

各方面より、お祝い、励ましのお言葉を頂きありがとうございました。

ホームページ上ながら、お披露目させていただきます。

これを節目に精進を重ねたいと思っております。

101218あけぼの賞賞状.jpg 101218あけぼの賞記念品2.jpg

  賞状  副賞

    (あけぼの花賞 亀甲櫃)

 101218あけぼの賞.jpg 101218あけぼの賞賞状4.jpg

  授賞式  授賞者

 (右より、やなぎみわ様・荒木かおり・原田紀久子様)

 

【授賞式スピーチ】 

このたびは栄えある京都府あけぼの賞を賜り大変光栄に存じます。

今までのあけぼの賞受賞者には私の大変尊敬する大先輩達がたくさんいらっしゃいます。そのお仲間に入れていただきましたことはこの上もない喜びでございます。

ご推挙いただきました選考委員の先生方に深く感謝申し上げます。

 

私は先々代、先代、私と3代に渡り、建築に付随する絵画の文化財を守ることに携わってまいりました。

現在は、川面美術研究所という絵師工房のスタイルをまもりつつ京都の文化財の保護と継承を担わせていただいております。

私共の仕事の大きな柱の一つとして、二条城二の丸御殿障壁画の復元模写事業がございますが、これは36年前に先代が立ち上げ、今日まで続いております。

第二次世界大戦時には、空襲に備えて二条城障壁画のうち亀岡へ疎開させるべき重要な作品の選定に祖父が携わっていたと聞いております。祖父が空襲から守り、父がオリジナル作品の保護のために模写事業を立ち上げ、私がそれを継承いたしております。

このように先代によって引いてもらったレールを研究所所員と共に脱線しないように、またありがたいことに周りにたくさんの素晴らしい方々に恵まれましたので、引いてもらったり、押してもらったり、そして家族の協力をエネルギーにして子育てもしながら今日までなんとか続けてまいりました。

 

今後も本日のご褒美を糧として、世界に誇るべき素晴らしい日本文化が朽ち果てることがないよう、文化財も人も技術も次世代にバトンを繋いでいくことに心血を注いでいきたいと存じます。

  

有限会社川面美術研究所

代表取締役所長

荒木 かおり

posted by 川面美術研究所 at 17:55| お知らせ

2010年12月10日

銀閣寺新道場竣工と杉戸絵


 
銀閣鸚鵡.jpg  銀閣菊.jpg

この度、慈照寺新道場新築に際しまして、新出杉戸(2枚4面)の復元制作を行いました。

銀閣(観音殿)内部より発見されたこの2枚の杉戸絵について、弊社で詳細調査を行い、その結果をもとに新しい杉戸へ復元しております。
建具寸法・構造・絵画技法・類例調査に加え、赤外線撮影・デジタル顕微鏡観察・蛍光X線分析(龍谷大学岡田至弘教授、森正和講師)、炭素年代測定(パレオ・ラボAMS年代測定グループ)も行った結果、江戸初〜中期のものと推定。
また、寛永年間築の方丈の東広縁に残る、引違建具の敷居・鴨居の痕跡と寸法的に一致することが判明しました。

杉戸絵は、顔料がほとんど剥落しており、経年風蝕の際に凹凸として残る彩色痕を、斜光ライトや乾式拓本を用いて詳細に描き起こしております。
平成22年10月16日に落慶式を迎えました。

慈照寺様・北村誠工務店様には、大変お世話になりました。
ありがとうございました。


posted by 川面美術研究所 at 20:34| 美術工芸

2010年11月13日

【京都府指定文化財】 禅林寺(永観堂)阿弥陀堂 竣工のお知らせ



禅林寺外観正面.jpg

禅林寺(永観堂)阿弥陀堂の彩色・塗装工事が完了いたしました。
禅林寺 阿弥陀堂 : 桁行七間、梁行六間、一重、入母屋造、向拝三間、本瓦葺

京都府京都市左京区永観堂町
大阪四天王寺から移築された、慶長12年(1607)当時の姿に復原すべく、弊社が調査と施工に約5年間をかけた大事業でした。
昨年までに内部修理を終え、本年度は外部彩色・塗装が仕上りました。
禅林寺様、ご参拝の皆様には長い間ご迷惑をおかけしました。

***

11月からの寺宝展に合わせ、色鮮やかに蘇りました阿弥陀堂の姿をご覧いただけます。
今年の永観堂は、有名な紅葉と、この阿弥陀堂がもう一つの見どころですので、みなさまぜひ、お参りくださいませ。






posted by 川面美術研究所 at 12:00| 建造物装飾

2010年09月12日

第53回 祇園をどり

弊社が舞台背景画の制作を担当しております、第五十三回祇園をどりのご案内です。背景画を制作するまでの道具帳もご覧ください。

期間 :平成22年11月1日(月)〜10日(金)
開演時間 :午後1時30分・4時(2回公演)
会場 :祇園会館
演題 :廻京七口遊(めぐるみやこななつのくちずさみ)

詳しくは、下記HPをご参照ください。
http://www.gionhigashi.com/
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posted by 川面美術研究所 at 09:35| 舞台美術

2010年08月26日

『なごみ』2010年9月号



nagomi-H22-9.jpg

雑誌記事掲載のお知らせです。

『なごみ』(淡交社)2010年9月号に、「二条城障壁画復原の現場」として、弊社が継続して取り組んでおります復原模写事業の内容ご紹介をいただいています。

「現状模写」と「復原模写」との間の考え方から生まれた「古色復原模写」という方法について、また江戸初期狩野派による障壁画の魅力について、美しい写真とともにご紹介いただいています。

詳しくは淡交社HPをご参照くださいませ。
http://www.tankosha.co.jp/cgi-bin/bookdetail.cgi?pc=0000090031-201009



posted by 川面美術研究所 at 19:10| 出版・放送・行事

2010年07月06日

塔に誘われて  ― 国宝 浄瑠璃寺三重塔 ―



   

国宝浄瑠璃寺三重塔の彩色保存修理のお知らせです。

このたび弊社は、国宝浄瑠璃寺三重塔の屋根替えにともなう振動から守るため、初重内部彩色の養生と剥落止めを行いました。

修理のなかで発見された当時の彩色技術やその変遷については、京都府立山城郷土資料館にて企画展示されることになりました。
企画展『塔に誘われて』
会期 平成22年7月10日(土)〜8月22日(日)
場所 京都府立山城郷土資料館

詳しい内容をお知りになりたい方は、
8月7日(土)午後1時30分より、同所にて
多田牧央(弊社保存修復主任)
「塔の内部彩色について 〜浄瑠璃寺三重塔を中心に〜」
というテーマで講演もございます。

ふるってご参加くださいませ。


↓京都府立山城郷土資料館↓
http://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/



posted by 川面美術研究所 at 16:48| 出版・放送・行事

2010年05月14日

ハイビジョン特集 銀閣 〜解き明かされる500年の謎〜

弊社がかかわりました、銀閣寺の修復特集番組のお知らせです。
番組名 ハイビジョン特集 銀閣 〜解き明かされる500年の謎〜
日時 5月30日(日)22:45〜0:15
放送局 NHK BS-Hivision 

このたび弊社は銀閣(観音殿)の二層目外部に残る彩色・塗装の調査を行いました。
調査の成果は、当番組内にてご覧になれます。

これまで、枯淡の美が強調されてきた銀閣としては、驚くべき大発見になります。
乞うご期待くださいませ。

番組詳細は↓

京都新聞5/22(土)の記事(23面)に詳しく説明されています。


銀閣調査結果に関する紙面
posted by 川面美術研究所 at 19:36| 出版・放送・行事

2010年04月12日

第173回 鴨川をどり

今年も、鴨川をどりの舞台背景画を制作させていただきました。

開演期間:5月1日〜24日
開演時間:12:30〜、14:20〜、16:10〜より。
開演場所:先斗町歌舞練場

第一  女たちの幕末 (一幕三場)
第二  薫風歌絵巻 (五景)
葵祭
恋柳
先斗町緑句
青葉の別れ
京につどう

ご観覧くださいませ。
posted by 川面美術研究所 at 08:31| 舞台美術
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