2014年06月20日

第177回 鴨川をどり


 平成26年5月1日〜24日、京都・先斗町歌舞練場において、
第177回鴨川をどり「鏡山藤花繪(かがみやまゆかりのはなぞめ)」二幕九場が
開催され、弊社は美術を担当させていただきました。

   
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フィナーレ(第四場 藤見の宴)
 


  道具帳と公演写真の一部を掲載いたします。


 第一幕 第一場 大乗寺
道具帳    
大乗寺道具帳−1.jpg
  
公演
大乗寺公演−1.jpg
  
  
第二幕 第一場 道具寄せ
道具帳
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公演道具寄せ公演−1.jpg




    先斗町歌舞会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。
  公演の詳細は、下記ホームページを御覧ください。
  先斗町歌舞練場公式ウェブサイト http://www1.odn.ne.jp/~adw58490/




posted by 川面美術研究所 at 14:00| 舞台美術

2014年05月28日

第142回 都をどり



平成26年4月1日〜30日、京都・祇園甲部歌舞練場において、
第142回都をどり「昔伝来大和宝尽(いにしえのつたえやまとのたからづくし)全八景
が開催され、弊社は美術を担当させていただきました。



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第八景 平等院桜尽




道具帳(下絵)と公開写真の一部を掲載いたします。

第三景 三保松原春羽衣
道具帳
公演
三景道具帳1.jpg
三景公演 新.jpg
三景 道具帳2.jpg第三景 展開.jpg


第五景 班女扇草子
道具帳
公演
第五景 道具帳.jpg 五景の1.jpg
第五景 道具張2.jpg五景 展開.jpg


 第六景 建仁寺紅葉茶花揃
道具帳
公演
第六景 道具張.jpg
第六景.jpg


祇園甲部歌舞練会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。
公演に関する詳細は、下記ホームページを御覧ください。
 都をどり公式ウェブサイト http://www.miyako-odori.jp




posted by 川面美術研究所 at 17:00| 舞台美術

2014年04月28日

第65回 京おどり




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第七景 宮川音頭(フィナーレ)



平成26年4月5日〜20日、京都・宮川町歌舞練場にて 第65回 京おどり 「雪月花夢暦」 全七景 (宮川町歌舞会主催) が開催され、弊社は美術を担当いたしました。

道具帳と公演写真の一部を御紹介いたします。



 道具帳
公演
第三景 鬼の道行(下)
  雲上
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第65回京おどり第3景公演1-.jpg
 第五景 身替少将
  小野小町邸
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 第六景 舞妓夢暦
  京の歳時記
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第65回京おどり第6景公演1-.jpg



宮川町お茶屋組合様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

本公演の詳細については、下記ウェブサイトをご覧ください。

   宮川町お茶屋組合公式サイト   http://www.miyagawacho.jp/ 





posted by 川面美術研究所 at 14:20| 舞台美術

2014年04月18日

伏見稲荷大社社務所 杉戸絵の制作



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伏見稲荷大社社務所(京都市伏見区)は、御鎮座1300年記念事業として、平成22年に竣工しました。

弊社は、その社務所に嵌められる杉戸絵9枚18面を、平成23年から2年間がかりで制作いたしました。


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杉戸絵の制作



絵画の主題は、伏見稲荷大社にゆかりのあるものが選ばれました。



伏見稲荷大社社務所杉戸春秋草花-10.jpg伏見稲荷大社社務所杉戸松雉-10.jpg
四季草花図松雉図


四季草花図は向かって右に春夏の草花(アジサイ、タンポポ、ユリ、ナデシコ等)、左に秋冬の草花(ハギ、ススキ、キキョウ)を配しています。

松雉図は、重要文化財伏見稲荷大社御茶屋の杉戸絵を復元したものです。


伏見稲荷大社社務所胡蝶-10.jpg伏見稲荷大社社務所杉戸人長舞-10.jpg
桜花舞図人長舞図


桜花舞は春の産業祭、人長舞は秋の火焚祭でそれぞれ奉納されます。



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伏見稲荷大社社務所杉戸天狗榊山車-10.jpg
花車図稲荷祭礼図


稲荷祭礼図は、拾遺都名所図会に描かれる御迎提灯山車に取材したものです。


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 鴛鴦図


鴛鴦図は珍しい片開きの扉絵となりました。



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 季刊「大伊奈利」第202号 表紙


桜花舞図は、伏見稲荷大社附属講務本庁発行の季刊誌「大伊奈利」第202号(平成26年4月1日)の表紙に採用されました。

伏見稲荷大社様をはじめ、本事業関係者の皆様に御礼申し上げます。






posted by 川面美術研究所 at 17:40| 美術工芸

2014年03月25日

伏見稲荷大社御旅所神楽殿 壁画の制作




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伏見稲荷大社御旅所神楽殿 竣工



伏見稲荷大社の御旅所神楽殿(京都市南区)は、御鎮座1300年記念事業として建て替えられ、平成26年3月に竣工しました。

弊社は、その神楽殿壁画の制作を担当いたしました。




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神楽殿壁画 松図・竹図



杉の鏡板に
狩野派様式による松と竹を描き、背景に金箔・砂子を散らしています。

伏見稲荷大社様をはじめ、本事業関係者の皆様に御礼申し上げます。






posted by 川面美術研究所 at 00:00| 美術工芸

2014年03月15日

第56回 祇園をどり



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フィナーレ 祇園東小唄 (八坂神社)


平成25年11月1日(金)〜10日(日) 京都 祇園会館において、第56回祇園をどり「祇園社季詣(ぎおんやしろきごとのさんけい)」全七景(祇園東歌舞会主催)が開催され、弊社は美術を担当させていただきました。

道具帳(下絵)と公演写真の一部を掲載します。




演目
道具帳
公演
第一景
振袖三番叟
56祇園をどり第一景道具帳.jpg56祇園をどり第一景公演.jpg
第三景
祇園会
56祇園をどり第三景道具帳.jpg56祇園をどり第三景公演.jpg
第六景
おけら詣り
56祇園をどり第六景道具帳.jpg56祇園をどり第六景公演.jpg



祇園東歌舞会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

公演に関する詳細は、下記ホームページを御覧ください。
祇園東歌舞会公式ウェブサイト   http://www.gionhigashi.com/index.html





posted by 川面美術研究所 at 09:30| 舞台美術

2014年01月15日

【重要文化財】 二条城二の丸御殿唐門 彫刻修理




 唐門修理後全体.jpg
 平成23年度 竣工


京都市では世界遺産・二条城を保存・継承していくために、平成23年度から工期20年の予定で本格修理事業が進められています。

その端緒として、平成23年度京都市元離宮二条城ニ之丸御殿唐門及び築地保存修理工事が実施され、弊社は彫刻修理の保存修理を担当しました。

過日無事竣工を迎えましたので、修理の概要をお知らせします。



二条城二の丸御殿唐門について

二条城は、慶長8年(1603年)徳川初代将軍家康公により京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営されました。

そのあと後水尾天皇の行幸を迎えるにあたり、三代将軍家光公により城の拡張と整備工事が行われました。

唐門はこの行幸に合わせて寛永2年(1625年)二の丸御殿築地塀に建てられたと考えられています。


 名称二条城 
 棟名二の丸御殿唐門 
 員数一棟 
 建築年代寛永2年(1625年)
 構造形式四脚門、切妻造、前後軒唐破風付、檜皮葺 
 文化財の種別重要文化財 
 指定年月日昭和14年(1939年)10月28日 
 所在地京都市中京区二条通堀川西入二条城町 



彫刻彩色について

 

東側 妻.jpg
東側妻飾修理後
 
 北側背面.jpg
北側修理後
二の丸御殿唐門 各彫刻の主題

位置部材 主題 
南側蟇股 霊亀
 欄間松梅鶴 
 欄間牡丹・蝶
中央欄間梅竹波龍虎 
北側蟇股亀に乗った人物(廬敖か?) 
 欄間 松薔薇瑞鳥 
 欄間 牡丹・蝶 
東妻 欄間 牡丹・唐草 
 欄間 牡丹・唐獅子 
西妻 欄間 牡丹・唐草 
 欄間 牡丹・唐獅子 
四方 木鼻 牡丹・唐草 

 

龍虎.jpg
中央冠木上欄間修理後

 

 

 

四方に見られる彫刻は、木地に直接金箔を押して彩色された豪華なものです。


様々な生き物が活写され、中でも唐獅子は合計10体に及ぶほど多用されています。


故 川面稜一が担当した昭和49年(1974年)の前回修理から39年が経過し、彫刻木部の欠損・欠失と彩色塗膜の汚損・剥落が進んでいました。


今回の修理では現状を調査した上で、昭和49年修理時の見取図、施工日誌、古写真等と照合しながら検討を重ね、往時の姿に蘇らせました。

 

 

松鶴修理前1.jpg 
南側欄間修理前
 
 松鶴修理後.jpg
南側欄間彫刻彩色修理後

 

 

本工事にあたり、京都市文化市民局元離宮二条城事務所様、社寺建築株式会社木澤工務店様をはじめ、お世話になりました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。


ありがとうございました。




元離宮二条城HP

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/index.html

 

 


 

 

 

 



posted by 川面美術研究所 at 00:00| 建造物装飾

2013年12月01日

メールアドレス変更のお知らせ




平成25年(2013)10月より、川面美術研究所のメールアドレスが変更になりました。


従来のAOLアカウントは、現在運用しておりません。


本画面右下にありますOCNアカウントまで御連絡たまわりますようお願い申し上げます。








posted by 川面美術研究所 at 09:00| お知らせ

2013年11月11日

【重要文化財】 清水寺子安塔 彩色修理




国宝清水寺本堂ほか8棟保存修理工事(子安塔内部塗装工事)および子安塔扁額彩色修理が過日無事に完了しましたので、お知らせいたします。



清水寺子安塔初層内部-.jpg
 清水寺子安塔扁額-.jpg
 子安塔初重内部 完成 子安塔扁額 完成




【建物の概要】
子安塔竣工-.jpg 名称  清水寺子安塔
 員数 一基
 建築年代 明応9年(1500)
 構造形式 三間三重塔婆、檜皮葺
 所在地 京都府京都市東山区清水1丁目
 文化財の指定   昭和41年(1966) 6月 11日
 文化財の種別  重要文化財(建造物)




【子安塔の主な修理履歴】
 元禄9年(1696)頃 屋根葺替
 宝暦3年(1753)頃 各重軒廻り、心柱形式、初重縁廻り、初重内部須弥壇廻り・厨子・柱間装置改変
 文政12年(1829) 屋根葺替
 文久2年(1862) 屋根葺替
 明治44年(1911) 移築、初重天井改変、二重三重小屋組改変、壇上積基壇設置、外部彩色を単色塗へ改変、錺金具新調
 昭和26年(1951)  屋根葺替、斗栱等部材取替え、小屋組補強、心柱盤取替え、初重天井改変
 昭和53年(1978) 屋根葺替




子安塔は元・泰産寺(清水寺成就院の子院)の塔で、明治44年に境内南側の現在地に移築される以前は、清水寺参道を登り詰めた境内入口付近(仁王門下)にありました。
子安塔は安産祈願所として信仰を集め、旧参道途中の産寧坂(三年坂)の名の由来は、これにちなんだものと言われています。

今回の保存修理工事までは、建築年代が江戸時代初期の寛永年間(1624〜1644)頃と考えられてきましたが、解体工事中に初重方斗から発見された墨書によって、室町時代の明応9年(1500)にさかのぼることが明らかになりました。

子安塔外部には度重なる彩色・塗装の形跡があり、建築当初の姿を確定することはできませんでした。
内部に関しても塗り替えられていましたが、塗装の下に残っていた墨線や顔料、文様の痕跡を基に、彩色の推定復元を行いました。

子安塔内部塗装工事とは別に、子安塔扁額も調査によって明らかとなった当初の姿に復元しました。

なお、子安塔内部塗装工事は、単色塗を(株)片山様、漆塗を(株)はせがわ美術工芸様に協力いただきました。
また子安塔扁額彩色修理は、漆塗を(株)はせがわ美術工芸様に協力いただきました。

清水寺様、京都府教育庁指導部文化財保護課様をはじめ、本事業でお世話になった皆様に御礼申し上げます。








posted by 川面美術研究所 at 13:30| 建造物装飾

2013年11月06日

両陛下の熊本城本丸御殿障壁画ご視察




天皇皇后両陛下は、平成25年10月26日(土) 〜 同月28日(月)第33回全国豊かな海づくり大会ご臨席と地方事情ご視察のため、熊本県へ行幸啓になりました。


そのご日程の一環として、弊社が復元の筆を執りました熊本城本丸御殿昭君之間障壁画ご視察の栄誉にあずかりました。


熊本日日新聞(10月28日夕刊)の記事を転載いたします。


「両陛下 熊本城に」.jpg





posted by 川面美術研究所 at 17:30| 出版・放送・行事
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