2016年12月26日

【重要文化財】住吉神社本殿保存修理工事    





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平成28年2月から12月まで、重要文化財住吉神社本殿保存修理工事が実施され、弊社は塗装工事を担当致しました。


過日無事に竣工を迎えましたので、お知らせ致します。




住吉神社の概要


名称

住吉神社本殿(すみよしじんじゃほんでん)

員数

1

年代(西暦)

明応二年(1493) (棟木・天井梁・内陣扉小脇板墨書銘)

構造及び形式等

三間社流造、檜皮葺、正面西向き

文化財の区分

重要文化財

指定年月日

昭和三十五年(1960)六月九日

所在地

兵庫県加東市上鴨川

所有者

宗教法人 住吉神社

その他

附 棟札 一枚(建立貞享三年丙寅三月十五日の記)

修理履歴

貞享三年(1688)


享保六年(1721)

文久二年(1860)
明治二十六年(1893)
大正七年(1918)
昭和二十五年(1950)
昭和四十五年(1970)
平成二十八年(2016)

屋根葺替、軒廻り(丸桁含む)新調、

向拝頭貫・蟇股・木鼻等修理

屋根・小屋組・野棰修理

屋根葺替
向拝浜床修理
箱棟・鬼板・千木・勝男木等新調
屋根葺替
解体修理
屋根工事、塗装工事



この地方は、和泉の住吉神社の荘園であったことから、数多くの住吉神社があります。


当住吉神社は上鴨川の鎮守で、創建は正和五年(1316)頃と推定されています。


毎年十月の二日間に亘り、宮座が奉納する神事舞(重要無形民俗文化財)でも知られています。


この神事に関連する舞殿、長床等の建物も、古い配置形式を留めています。




今回の保存修理工事における塗装工事では、外部塗装を全面的に塗り替えました。


彩色塗装の剥落・汚損だけでなく、高欄擬宝珠や向拝蟇股・木鼻、手挟の木部欠損・欠失も進んでいたので、現状を十分精査の上、再現しました。




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手挟南側南面 修理前

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手挟南側南面 修理後

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向拝中央蟇股正面 修理前

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向拝中央蟇股正面 修理後

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向拝南側蟇股正面 修理前

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向拝南側蟇股正面 修理後

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向拝北側蟇股正面 修理前

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向拝北側蟇股正面 修理後



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南側 修理後.jpg
 擬宝珠 修理前擬宝珠 復原後


宗教法人住吉神社様、公益財団法人文化財建造物保存技術協会様、株式会社村上社寺工芸社様、関係各位のご尽力に敬意を表し、改めてお礼申し上げます。






posted by 川面美術研究所 at 09:00| 建造物装飾

2016年09月05日

テレビ朝日「世界が驚いたニッポン!スゴ〜イデスネ!!視察団」

   

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2016年9月3日(土)18時56分〜20時54分、テレビ朝日「世界が驚いたニッポン!スゴ〜イデスネ!!視察団」で、


弊社が長年取り組んでいる建造物彩色の技術が紹介されました。




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posted by 川面美術研究所 at 10:00| 出版・放送・行事

2016年05月09日

第179回 鴨川をどり




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フィナーレ 第六景 鴨川べり




平成28年5月1日(日)〜24日(火)、京・三条大橋畔の先斗町歌舞練場において、
第179回鴨川をどり[第一 源氏物語‐葵‐(げんじものがたり‐あおい‐)」(四場)
           「第二 道中双六‐東下り‐(どうちゅうすごろく‐あずまくだり‐)」(六景)
が開催され、弊社は舞台美術を担当させていただきました。

道具帳(下絵)と公演写真の一部を掲載いたします。



第三場 生霊

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                  道具帳                 

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公演



第五景 大井川
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道具帳


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公演



    先斗町歌舞会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。
  公演の詳細は、下記ホームページを御覧ください。

  先斗町鴨川をどり公式ウェブサイトhttp://www.kamogawa-odori.com/




posted by 川面美術研究所 at 11:00| 舞台美術

2016年04月11日

第67回 京おどり



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第九景 フィナーレ 宮川音頭



平成28年4月2日(土)〜4月17日(日)、宮川町歌舞練場で開催されました
第67回京おどり「春爛漫花道行(はるらんまんはなのみちゆき)」(全9景)の
美術を、弊社が担当させていただきました。

今回は、昔懐かしい名作「狸御殿」の物語が題材になっております。

道具帳と公演写真の一部をご紹介いたします。



第二景 狐狸狐狸合戦(上)
第2,3景 狐狸狐狸合戦(上)(中) -3.jpg
道具帳

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公演



第六景 伏見の酒造
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道具帳

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公演



第七景 恋船頭
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道具帳

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公演




 宮川町お茶屋組合様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。
本公演の詳細については、下記ウェブサイトをご覧ください。

 宮川町お茶屋組合公式サイト







posted by 川面美術研究所 at 11:00| 舞台美術

2016年04月04日

第144回 都をどり



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フィナーレ 第八景 姫路城桜霞(ひめじじょうさくらのかすみ)


平成28年4月1日(金)〜4月30日(土)、京都・祇園甲部歌舞練場において、
第144回都をどり「名所巡四季寿(めいしょめぐりしきのことぶき)全八景
が開催され、弊社は美術を担当させていただきました。


道具帳(下絵)と公演写真の一部を掲載いたします。



第二景 城南宮枝垂梅香(じょうなんぐうしだれうめのか)
第二景 城南宮枝垂梅香.jpg
道具帳

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公演



第六景 芭蕉庵紅葉遊戯(ばしょうあんもみじのたわむれ)
第六景 芭蕉庵紅葉遊戯(金福寺).jpg
道具帳

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公演



祇園甲部歌舞会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

公演に関する詳細は、下記ホームページを御覧ください。

 都をどり公式ウェブサイト http://www.miyako-odori.jp




posted by 川面美術研究所 at 11:00| 舞台美術

2016年03月25日

【兵庫県指定文化財】 高座神社本殿




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平成28324日に兵庫県指定重要有形文化財高座神社本殿の
保存修理事業竣工奉告祭に出席致しました。

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本事業は平成24年に始まり境内整備を含め4年の歳月を経て竣工されました。

弊社は塗装・彩色工事を担当させて頂きました。


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丹波地方特有の彩色を学ぶことができました。

所有者様、関係者各位の皆様のご尽力に敬意を表しつつ、改めてお礼申し上げます。



posted by 川面美術研究所 at 11:30| 建造物装飾

2016年03月17日

『週刊トマト&テレビ京都新聞』に掲載されました

2016年3月11日付『週刊トマト&テレビ京都新聞』連載
「〜職人技の世界〜 Crafts & Arts  手技神技(てわざかみわざ)」 において
弊社代表取締役荒木かおりが取材を受けました。

〜日本の美を後世に伝える技〜

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川面美術研究所が40年以上継続して取り組んでいる
二条城二之丸御殿障壁画の模写事業を中心に、
これまでの歩みについて紹介されています。

posted by 川面美術研究所 at 14:43| 出版・放送・行事

2016年02月01日

「風神雷神図」「夏秋草図」復元屏風の制作プロジェクト

昨年、琳派400年記念祭を記念して施工された
『尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト』に
彩色(補彩)作業で川面美術研究所も参加いたしました。


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「風神雷神図」の重厚感ある雲の濃淡、「夏秋草図」の色の鮮やかさには
彩色作業をしてとても感動いたしました。

現在は保護のために、別々の屏風となっていますが、
このプロジェクトで表裏一体の屏風であった当時の形を再現されました。

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光琳と抱一の名作が再び一つになり、贅沢で豪華な屏風になったのではいでしょうか?

この貴重な機会をいただいた便利堂様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

「風神雷神図」「夏秋草図」の復元複製制作については
下記ホームページにて詳しく紹介されておりますので、是非ご覧ください。

『尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製 里帰りプロジェクト』内ブログ

posted by 川面美術研究所 at 13:00| 美術工芸

2016年01月05日

第58回 祇園をどり






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フィナーレ 第六景 祇園東小唄


平成27年11月1日(日)〜11月10日(火)まで、祇園会館で行われておりました
第58回祇園をどり「意凝菓匠腕(いをこらしたるかしょうのうでまえ)」(全六景)の
舞台美術とパンフレットの表紙絵を、弊社が担当させていただきました。

今回は、彩豊かに食材を加工し、四季を心を表す和菓子を題材にしました。




第一景 うでくらべ
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公 演
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第五景 吹き寄せ
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公 演祇園をどり 公演5景.jpg



祇園をどりのパンフレットの表紙絵は
弊社の代表取締役所長 荒木かおりが、担当させていただきました。

パンフレット
第五十八回 祇園をどり 所.jpg 第五十八回 祇園をどり所2.jpg



祇園東歌舞会様をはじめ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

公演に関する詳細は、下記ホームページをご覧ください。

祇園東歌舞会公式ウェブサイト  http://www.gionhigashi.com/gion.php

posted by 川面美術研究所 at 10:30| 舞台美術

2015年11月06日

11/15 国際シンポジウムのお知らせ


 弊社の代表取締役所長 荒木かおりが国際シンポジウムで講演をさせていただきます。

 2015年5月末より10日程度、荒木は九州大学のチームと共に、
イタリアのローマ近郊にあるオスティアでの遺跡の調査参加いたしました。
 日本の修理者の立場として、今回のチームに参加し、これまで日本で携わった経験に基づいて、
現地で調査を行ってきました。
その成果を下記の国際シンポジウムにて発表させていただきます。


第2回連続国際シンポジウム
「古代ローマの都市と建築:オスティアにおける都市,建築研究の最新動向」

    
オスティア・アンティカとローマ:その分かちがたい絆

アレッサンドロ・ダレシオ博士
(ローマ考古学監督局)
川から海までの考古学的新収蔵品をめぐって
−オスティア・アンティカ領域の地図を作るために−

マルコ・サンジョルジョ博士 
(オスティア遺跡監督所)
オスティア遺跡
 Domus della Nicchia e Mosaico の調査
(日本の文化財修理技術者の立場で)

荒木かおり
(有現会社川面美術研究所
 代表取締役所長)
古代ローマ帝国の港湾都市ポルトゥスを掘る:
      その歴史と考古学研究のデジタル化

グレイム・アール教授
(サウサンプトン大学)
スペース・シンタックスによる古代ローマの近隣関係:
      オスティアにおけるケーススタディ

ハンナ・シュティーガー博士
(ライデン大学)
The Dipinti Survey of Ambiente dei Sette Sapienti at Ostia Antica (prompt report)

奥山広規
(広島商船高等専門学校
       非常勤講師)
西山要一
(奈良大学名誉教授)
豊田浩志
(上智大学恭順)
 

(日時)
  平成27年11月15日(日) 13:30〜17:00
 
 

(会場)
  キャンパスプラザ京都 第2会議室
 
 
  〒600-8216 
  京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
  TEL:075-353-9111
 *京都市営地下鉄烏丸線、
 近鉄京都線、
 JR各線「京都駅」徒歩5分
 

(お問合せ先)
  九州大学大学院人間環境学研究院 都市・建築学部門
  堀賀貴 教授

  〒812-8581
  福岡市東区箱崎6-10-1
 TEL:092-642-3350(研究室)
 FAX:092-642-3353
 E-mail: hori@arch.kyusyu-u.ac.jp  


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posted by 川面美術研究所 at 15:30| 出版・放送・行事
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