この度、慈照寺新道場新築に際しまして、新出杉戸(2枚4面)の復元制作を行いました。
建具寸法・構造・絵画技法・類例調査に加え、赤外線撮影・デジタル顕微鏡観察・蛍光X線分析(龍谷大学岡田至弘教授、森正和講師)、炭素年代測定(パレオ・ラボAMS年代測定グループ)も行った結果、江戸初〜中期のものと推定。
また、寛永年間築の方丈の東広縁に残る、引違建具の敷居・鴨居の痕跡と寸法的に一致することが判明しました。
平成22年10月16日に落慶式を迎えました。
慈照寺様・北村誠工務店様には、大変お世話になりました。
ありがとうございました。