2018年10月20日

陶製著色聖母マリア立像及び木製台座修理


カトリックヌヴェール愛徳修道会様からのご依頼で、

陶製著色聖母マリア立像及び木製台座の修理を行いました。


この御像は、弊社代表取締役 荒木かおりの母校である聖母学院に、

50年前、フランスから持ってこられた御像であるそうで、

現在はヌヴェール愛徳修道会様が所蔵されています。


修理前の状態としては、全体にすすけたような汚れが付着し、

マリア像着衣の剥落や右足先の欠損、台座と像のぐらつきが見られました。


修理を行うにあたり、効果的であると導き出した仕様に基づいて

クリーニング、剥落止め、補作及び補彩を行い、

また台座と像の固定も強固にし、元のきれいな姿に戻りました。

正面(修理前).jpg
正面 修理前

正面(修理後).jpg
正面 修理後

左側(修理前).jpg
左側 修理前

左側(修理後).jpg
左側 修理後

右側(修理前).jpg
右側 修理前

右側(修理後).jpg
右側 修理後

背面(修理前).jpg
背面 修理前

背面(修理後).jpg
背面 修理後

顔(修理前).jpg
顔 修理前

顔(修理後)-1.jpg
顔 修理後

右肩(修理前).jpg
右肩 修理前
右肩(修理後).jpg
右肩 修理後


本修理でお世話になりましたカトリックヌヴェール愛徳修道会様に
改めまして御礼を申し上げます。



posted by 川面美術研究所 at 16:00| 美術工芸
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