2017年04月21日

京都御所清涼殿 荒海障子模写画制作


この度、京都御所清涼殿 荒海障子襖(2枚4面)の復元模写制作を行いました。
今回は、原本の赤外線撮影(日本写真印刷様)した原寸大プリントを基に模写いたしました。

01荒海図模写.jpg


03宇治網代図模写.jpg



No.1復原原本2-1.JPGNo.1復原後2-3.JPG
 昭和模写今回の模写

No.2復原原本1-1.JPGNo.2復原後1-3.JPG
昭和模写今回の模写

No.5復原2-2昭和本.JPGNo.5復原2-2模写トリミング.jpg
昭和模写今回の模写

 図4復原2-2昭和本A.JPG 図4復原模写本A.JPG
昭和模写今回の模写




赤外線撮影により、経年劣化による不明な箇所や、運筆の勢い、
特に「宇治網代図」の川に流れる「紅葉」が数枚であったのが
数多く流れていたことが判明いたしました。


02荒海図完成002.jpg

04宇治網代図完成.jpg

描かれた安政の時代の襖によみがえったと思います。

宮内庁京都事務所様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。

襖位置.jpg
荒海障子襖の位置[清涼殿内]


なお、現在京都御所は、公開休止日を除き通年で一般公開されております。

ぜひ間近でご覧くださいませ。


posted by 川面美術研究所 at 10:00| 美術工芸
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