平成29年度 重要文化財仁和寺観音堂ほか2棟保存修理工事(観音堂塗装工事)が実施され、
弊社は観音堂内陣の養生紙剥離と補彩、須弥壇彫刻の彩色を担当しました。
過日、無事に竣工を迎えましたのでお知らせいたします。仁和寺観音堂の概要
名称 | 仁和寺 観音堂 |
員数 | 1棟 |
年代(西暦) | 寛永二十一年(1644) |
構造及び形式等 | 桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺、閼伽棚を含む |
文化財の区分 | 重要文化財 |
指定年月日 | 昭和48年(1973)6月2日 |
所在地 | 京都府京都市右京区御室大内 |
所有者 | 仁和寺 |
仁和寺観音堂は、平成24年度から半解体修理が始まりました。
弊社は平成25年度に内陣の彩色画を剥落止めし、修理の際の汚れや傷から彩色画を保護するために
紙養生を実施しました。
本工事ではその紙養生を除去し、再度剥落止めを施し、塗膜が剥落していた箇所に補彩をしました。
また、須弥壇彫刻の彩色を調査し、木部修理と復原彩色を実施しました。
仁和寺様、京都府教育庁指導部文化財保護課様、株式会社片山様、株式会社さわの道玄様、
日本電機商会株式会社様、能美防災株式会社様、株式会社上宗建設様をはじめ、
お世話になりました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。